早いもので5月も終わり、2023年も半分を迎えようとしています。最近は大きめの地震が起きたり、5月で強めの台風が日本に上陸しようとしていたり、驚くことも増えていますが、そんなことには関係なく仕事とプライベートで相変わらず多忙です。

 

今日もこの投稿を書いた後、約3時間ほどみっちり仕事になりそうです。ということで、早速今回のガイアフロー静岡ユナイテッドS初版について書いてみたいと思います。

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ガイアフロー シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ユナイテッドS 初版

GAIAFLOW SINGLE MALT JAPANESE WHISKY SHIZUOKA UNITED FIRST EDITION

 

製造者:ガイアフローディスティリング株式会社

原材料:モルト(国内製造、英国製造、その他)

仕様:700ml 50

希望小売価格:9,845円(税込)

発売:202212月中旬

日本国内販売本数:5,000

ノンカラー、ノンチルフィルター

 

飲んだ日:202318

タイミング:ボトルラベル上部より少し下

 

香り:粉っぽい甘いバニラ、黒糖、その奥に香ばしさ。時間が経つと杏の甘みが中心に。加水すると杏、マンゴーのフルーツ感全開。

味:バニラ、黒糖のちマンゴー的フルーツ、程よいキックの後、各々の味わいが良いボリューム感で引いていく。時間が経つと程よいビター感が残る。加水するとフルーツ牛乳、ミックスジュース系とクローブ感に際立ち、ボリューム感も増幅。

 

黒糖感と南国的フルーツのコラボレーションという味わいは、とっても好みのタイプです。ストレートでは比較的飲みやすいアルコール感でしたが、数滴加水するとフルーツ感とアルコールのボリューム感が際立ってきて、よりパワフルさも楽しめました。

 

さて、この静岡ユナイテッドSですが、静岡蒸溜所第3弾のコンタクトSの後継として昨年12月に発売されました。コンタクトS同様蒸留機WとKの2つの原酒をブレンドしています。ユナイテッドSの「S」は、この2つの原酒をブレンドしたシングルモルトにつけられるものだそうです。

 

また、この「S」は、静岡、スピリッツ、シングルモルト、スフィア(天球)の頭文字も掛けているようです。 「ユナイテッド」は、「コンタクト」で遭遇した2つの原酒が調和し融合したという、さらなる進化を意味しているそうで、なかなか奥が深いですね。

 

そして実際にコンタクトSと比べるとより多彩な味わいと複雑さが増していて、進化を感じとれます。アルコール度数をコンタクトS55.5%から50%に下げたのも、その一因かも知れません。

 

原材料は、日本産大麦麦芽を中心に、スコットランド産ノンピート麦芽、ピーテッド麦芽やビール用麦芽を使用。熟成樽は、ファーストフィルのバーボンバレルを主体に、ワイン樽などを使用しています。

 

静岡蒸溜所のシングルモルトは軽井沢蒸留器の「K」、フォーサイス社の「W」そして、2つを組み合わせた「S」の3タイプになるわけですが、今後はこの「S」タイプが主力商品になるそうです。まあ、考えてみたら同じ方向性の原酒だけでなく、違ったタイプのものを組み合わせた方が、より表現できる味わいは広がりますよね。

 

これから熟成年数がより長い原酒が増えてくる静岡ウイスキー。楽しみが増えますね。
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