マルスウイスキーは定番商品以外に限定版を結構出しているので、どんなボトルが出ているのか実は自分はそんなに知っていません。そんな自分でもパピヨンシリーズについてはヤフオクでボトルが高騰しているのと、美味しいらしいという声を聞いていて知っていました。今回縁があって7本出ているうちの1本を飲むことができましたので、こちらに記させていただきます。
そもそもなんで「パピヨン」という名前がついているのかも知らなかったのですが、公式サイトには「ウイスキー熟成に関わる自然環境を日本の蝶をモチーフに表現しています」とのことでした。この「ミヤマシロチョウ」はパピヨンシリーズの第3弾で「中部山岳地帯の一部に生息する「ミヤマシロチョウ」がテーマ。白く美しい翅(はね)を持ち「深山の妖精」とも言われる可憐な姿をイメージして、アメリカンホワイトオーク新樽で熟成したノンピートの原酒を一樽厳選し」たとのことです。「樽出しの風味にこだわり、ナチュラルカスクストレングス、ノンチルフィルターで瓶詰め」しているそうで、バーのマスターも樽にこだわったシリーズだと教えてくれました。
本坊酒造 マルスモルト ル・パピヨン シングルカスクミヤマシロチョウ
MARSMALT LePapillon A. hippia Japonica Single Cask Japanese Whisky
製造者:本坊酒造株式会社MW
原材料:モルト
仕様:700ml 60%
希望小売価格:9,900円
発売:2018年3月14日
限定:585本
蒸溜:2014年1月
樽種:アメリカンホワイトオーク
樽番号:1,860
瓶詰:2017年11月
飲んだ日:2019年10月19日
タイミング:ボトル1/4くらい
香り:洋梨、マスカット、バニラ、とてもふくよかで爽やかなフルーツ感。加水すると爽やか香草感が強くなる。
味:とてもまろやかなバニラ、チリチリ感ののち洋梨的な酸味、香草系の香ばしさ。パワーがあるのにとてもまろやかで優雅。加水するとこってり感が強調されエッジも強くなり香草感が強くなる。
いいウイスキーはアルコール度数が高くても、なぜかまろやかで、すっと口に入ってくるものですが、このボトルもまさにその1本でした。熟成年数も3年と10カ月くらいですが、荒々しさといった印象はなく、満ち足りた気分にさせてくれます。いつか信州蒸溜所(あ、津貫もですね)に行って、実際に製造現場を見て、現地で飲んでみたいです。